2007年11月9日

次長課長嫌いになりました。

いやー無事3泊4日のバスの旅を終え、香格里拉(シャングリラ)に着きました。
というわけで、

"レアケース、公安に捕まるまで"をお送りします。

シャングリラまでバスで79時間かかりました。
飛行機だとわずか1時間半で着きますが、
スリルあふれる大冒険でいい経験できました。
そうとう疲れましたが、いやー良かった。

まず、シャングリラまでは外国人旅行書が必要なので外人乗れません。
ラサの北バスターミナル発なのですが、ここ自体外人が乗れるバスが無いので
居たらいけない場所。チケットをばれないで買えるか緊張。
そうしたら、あっさりばれました。ただ、いいおばちゃんで
話しちゃだめだよってことで、こっそり売ってくれました。

バス会社としてはたくさんの人に乗ってほしい、
でも外人には売れないってことで、こっそり売ってるっぽいです。
この辺は、同じ東洋人でよかった。しゃべらなければ気付かれないので。
でも、バスに乗るまではドキドキでした。
で、運よく寝台バス。551元(7500円ちょっと)でした。
寝台バスこんな感じ。



走り出したら、4日間絶景の連続。
ただ、全線にわたって超落石危険地帯。
砂がパラパラ落ちてくるたびにドキッとしていました。
で、ラサを出たころは道路も舗装されていて快調だったのですが、
離れれば離れるほど悪路。
最初は制限速度80キロだったのが、だんだん30キロ、20キロ。
しまいには5キロって看板までありました。
歩くのと変わらない。
でも5キロ以上だすとバスが解体してしまいそうなほどの悪路。


反対側は切り立った崖。


いくつもの峠をこえ、いくつもの谷を走り、
時には、雪で地面がぬかるんでいて、片側が崖なのにバスが制御を失い谷側へ横滑りをはじめたり
時には、バスが泥にはまって動かなくなりみんなで押したり、
時には、200メートルほどの車1台しか通れない木の吊り橋で、木が抜け落ちていて危険なので、少しでもバスを軽くする為に乗客全員降りて先に渡ったり,,,,
スリル満載!



で、検問は何カ所もあったのですが、いろんな種類があって、
スピードを取り締まる検問だったり、ただ運転手が名前を書くだけの検問だったり、
外国人がいないか確認する検問だったり。
ラサからシャングリラ行きでは外人の(公安がバスに乗ってきた)検問は2カ所ありました。

ラサをでてちょっとしてからと、波密って町の手前。
1回目は、前の乗客のまねをしてしゃべらずバスのチケットを見せてクリア。
でも、問題は2回目。ちょうど明け方でまだうす暗いなか、穴だらけの木の吊り橋を
歩いて渡った時で、興奮していて相棒と話していました。
で、検問があったのはわかったのですが、完全に油断。
気付いた時には、公安がバスの中にいて近くまで来ていました。

なにか言われて、とりあえずチケットだしてみましたが違ったみたいです。
もうおしまい。。。
バスを降りて公安の建物へ。そしてしばらくすると、片言の英語をしゃべる
次長課長の河本に似た公安がやってきました。
外国人旅行書が無いといけないのはもちろん知っていますが、
完全に知らないふり。で、要点をさっさと言ってくれればいいのに
1時間くらいしてからお金の話。
でた、ワイロ!

ラサに戻るか、一人500元(7500円程)払えと言ってきました。
そんなむちゃくちゃなっ!
で、値切りましたが応じてくれず。
時間もなく、いまさらラサには戻れないので払いました。
あーーー、ショック!
でもどうやら、ワイロではなく正式な罰金のようです。
転写付きの領収書をくれました。
ちなみにドライバーも外国人を乗せてたってことで、
一人100元で200元を払っていました。

でも、これは完全に自分達のミスです。
しゃべらなければ絶対ばれませんでした。
くやしい!

ただ、これはチベットを出る場合の話で、チベットに入る場合は、
罰金払えばラサに行かしてくれるのかはわかりません。
とりあえず出るより、入る方が厳しそうです。
特に業拉?ってところは、逃げ道がなく、銃を持った兵士がいて
厳しそうな検問でした。

長くなってしまいましたが
"レアケース、公安に捕まるまで"でした。
絶景はこの次にのせます。



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