2011年10月31日

旅の思い出12

カザフスタンですぐにやらないといけないこと。

滞在登録をしに役所へ!


登録をしておかないと、警官のワイロのネタになったり、
出国の時に大変みたいです。
ただ、空路で入国した人は必要ないみたい。

行列に並んでなんとか申請。



で、することもなくなり、見所もほとんど無いアルマトイ。
せっかくなので、180キロ離れた場所にある、
古代の岩絵が残る世界遺産に行ってみることにしました。



ガイドブックにはツアーに参加した方が良いと書いています。
タクシーでも行けるけど、ほとんどのドライバーが場所を知らないそう。


ただ、ツアーを申し込む時間の余裕もなく、
それに、今までの経験からもタクシーでなんとかなるはず。


さっそく、近くにいたドライバーと交渉。
案の定、まわりの人達を集めて、目的地の場所の相談が始まりました。

で、話し合いも終わって場所がわかったらしく無事に出発!>




と思いきや、アルマトイの北西にあると書いてあるのに、
いきなり東に向かい始めました。

スタートから道間違えてるし。。。


もちろん英語が通じないおっちゃんなので、
一生懸命、図とかを書いて北西にあるのに東に向かっていると伝えます。
でも、おっちゃんは大丈夫と。。。

そもそも、ガイドブックにもぜんぜん詳しく書かれていないので、
自分達もはっきりした自信はなく、とにかく任せてみることに。


でもそれが最後。
今日一日の迷走が始まってしまいました!


あっち行ったりこっち行ったり。
間違えがわかった時のあのがっかり感。

おっちゃんも一生懸命、人に聞いたりしてくれています。




1日ご飯も飲み物も飲まずにさまよったあげく、
結局というか当然というか、たどり着く事ができませんでした。。。




ただ、最後は言葉は通じないのにおっちゃんと不思議な一体感。
見れなかったけど、3人ともやれるだけの事はやったと、ちょっとした達成感。

悪路を走って砂だらけになった車を3人で掃除しました!


ウイグル人のとても親切で人の良い初老のおっちゃん。
それだけでも素敵な思い出になりました。

もちろん世界遺産を見れたらもっと良い思い出だったけど。



間違えてたどり着いた、イリ川という川のほとり。












翌日、カザフスタン最終日。

アルマトイからわずか15キロの場所に、
メデウという風光明媚な渓谷があるそうです。
早速行ってみました。


渓谷の中にスケート場。
今年の冬に開かれる、アジア競技大会の会場のひとつらしいです。



渓谷のさらに奥にはスキー場。


さんざん大自然を見てきたので、あんまり感動はなし。。。




アルマトイのお気に入りはやっぱりバザール(市場)。
バザールで食べた"ラグマン"はおいしかったです。
ラグマンは沖縄そばのような麺料理。





中央アジアともこれが最後。
アルマトイの飛行場から、いよいよ最後の訪問地ソウルへ。



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2011年10月30日

旅の思い出11

キルギスの首都ビシュケクから乗り合いタクシーで5時間。

国境を越えてカザフスタンのアルマトイという街へ。


残念ながら国境は写真取れません。
人と車がごちゃごちゃした国境でしたが、無事に歩いて渡れました。


こっちがカザフスタン、ずっ~と後ろがキルギス、さようなら。



カザフスタンに入ったとたん、道路を走っても何もなくなります。
小さな丘が所々にある以外は平らな大地。

家もないし、家畜もいないし、
砂漠ではないですが、草原でもない。
荒れた大地でもないけど、荒れてない大地でもない。。。


とにかく1つ言える事は、資源がたくさん眠っていそうな土地!




カザフスタンは中央アジアではずば抜けて面積が広くて、
ウランやら石炭やら天然資源が豊富な国です。

だから、意外と物価も高い。



で、10年程前まで首都だったアルマトイに到着。
今までで1番の都会。
ただ、街に見所はありません。


メインの通り。
相変わらず、いろんな人種が入り乱れていますが、
今までよりちょっとロシア系が多い感じ。



ただ、カザフスタンはあまり観光資源はない国なので、
全く観光客を見なくなります。

日本人で、さらにビジネスではなく観光で来たと言うと
みんな驚いていました。



唯一の見所?の展望台へ。
アルマトイは雪をかぶった山脈のすそのに広がった街。




山脈の反対側は平らな大地がどこまでも広がっている。












展望台の写真だけで終わり。。。



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2011年10月29日

旅の思い出10

キルギス最後の思い出。


イシククル湖のチョルポン・アタから戻ってきた首都ビシュケク。


ビシュケクからわずか30キロの場所に
アラアルチャという風光明媚な自然公園があるそうです。
ガイドブックによれば上高地をどーんと大きくしたような場所。



上高地には行ったことないのでイメージできませんが、
トレッキングは大好きなので日帰りで行ってみることにしました!


とにかく、"地球の歩き方"には情報がほとんど載っていないので、
軽いハイキング気分。
飲みかけの500mlの水だけ持って出発。

したのですが、結局休憩も全くしない7時間のトレッキングになるとは。。。


10時に出発。
雄大な大自然の景色が続きます。






最初は舗装された道路。
で、1時間弱で終点。

ガイドブックにもここまでは書いていました。
でも、この先にも登山道が続いている感じ。

沢沿いを登って行くっぽいので、
道に迷う事もなさそう。


とりあえず、行ける所まで行ってみる事に。


結局、一番奥に見える山の真下まで行きました。







舗装された道までは観光客も居ましたが、
その先は人が居ない。

道中、ロシア系の重装備の3人組みにしか会いませんでした。
かなり心細い道のり。



氷河がところどころに見える。



落石危険地帯が多い。



あの先まで行ってみよう、っていうのを繰り返しているうちに
止められなくなりました。

あまりの絶景が続くので、もっと上まで行ってみたい!

まさに途中で引き返せない登山家心理。
全く休憩もしないで、夢中で登っていました。


だんだん雪も増えてきて、雪解け水の川を乗り越えていきます。





大きな雪山の真下に到着。

でも、まだまだ道は続きます。
もっと上に行ってみたいけど、
これ以上進むと日が暮れるまでに帰れないかも。。。

残念ながら下山。





だんだん山の影も大きくなってきて、帰りは小走り。

17時に疲労こんぱいでなんとか到着しました。
急にのどの渇きと空腹感。
夢中だったので忘れてました!

久しぶりの海外での充実のトレッキング!

キルギスは山の国。
こんなトレッキングがあちこちでできるようです。



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2011年10月28日

旅の思い出9

前回のソンコル湖の起点の町、コチコル。

コチコルから次の目的地、イシククル湖へ。


コチコルからイシククル湖へは直行のローカルバスが無くて、
乗り継がないと行けなそうでした。

バスはいつ来るかもわからないし、
迷わずタクシーを使う事に!


観光客が少なくてまだ観光ズレしていない国なので
こういうところはとても助かります。

3時間の距離を2000円ちょっとで行ってくれました。


イシククル湖の沿岸を走りながら、
チョルポン・アタという湖畔の町に到着。




イシククル湖はキルギスで1番大きな湖。
前回のソンコル湖は2番目に大きな湖ですが、
大きさは圧倒的にこっちが大きいです。

ソ連時代は外人の立ち入りが禁止されていて、
西遊記の三蔵法師のモデル、玄奘三蔵も訪れた湖。


はるか遠くの対岸に、雪をかぶった天山山脈が 連なっています。








こっち側の岸も雪をかぶった山々。
この山の裏側、わずか60キロ先に、
このあと訪れるカザフスタンの旧首都アルマトイがあります。
実際向かう時は、この山脈を数百キロ大きく迂回して行きます。





イシククル湖は世界第2位の透明度だそうです。
たしかに透き通っていてきれい。





夏は海水浴場になってにぎわうそうですが、
9月はひっそりとした感じ。
少しだけ、ロシアや他の中央アジアの観光客。

西洋人や東アジアの旅行者は全く居ません。


中央アジアに来てからよく"カレーヤ"と地元の人に言われました。
最初は英語が通じないので、何を言いたいのかわからず、
日本のココイチとかが中央アジアに進出でもしたのかなと思い、
"へ~、すごい"と適当に答えていました。

で、しばらく経ってからやっとわかりましたが、
じつは"コリア(韓国人?)"と聞かれていたようです。

コリアが地元の言葉だと"カレーヤ"になるみたい。

でも、最近はどこの国でも見かける韓国人バックパッカー。
中央アジアでは全く見かけませんでした。
おそらく、朝鮮人が多く住んでいるから聞かれたのだと思います。



以前訪れたパキスタン北部でもよく見かけた木。
風が吹くと葉っぱが光を反射して、キラキラ輝いて見える。




イシククル湖を観光したあとは、
もう少し奥地まで行ってみる予定でしたが、
滞在日数も少なくなり、首都のビシュケクに戻る事に。。。


ただ、そのまま戻るのももったいないので、
タクシーをチャーターして、
シルクロード遺跡へ立ち寄りながら、ビシュケクへ。


のどかな大地にぽつんとたたずむ塔。


近くには変わった墓地の遺跡。






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2011年10月23日

旅の思い出8

ソンコル湖で出会った動物達。











ロバが伸びをする時って、
こんなかわいらしいポーズ。





当たり前のことなのですが、

馬20頭ほどのグループが、ゆっくり湖までやってきました。
水の中に入り、みんなそれぞれ水を飲んでいます。
中には水を浴びている馬がいたり。

一通り水分補給が終わると、またみんな揃って
ゆっくり帰っていきます。

人間の手がないのに、
自分達の意思で行動しているのが、
なんかとても新鮮に映りました。








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