2016年6月27日

旅の思い出5

デリーから飛行機で1時間半。
インド北部、ラダック地方の中心地"レー"にやってきました。


インダス川沿いの雄大な渓谷にたたずむ街。
で、絶景の滑走路へ到着。




観光はブータンと同じでお寺巡りが中心です。でも、ヒマラヤの絶景が広がっているので、見どころはたくさんあります。

ただ、町が点々と散らばり、ローカルバスがほとんど走っていないので、効率的に旅するには車のチャーターが必要です。同じ目的地の人とシェアして安く旅する事もできますが、今回は事前に車をチャーターして6日間を欲張って回ってみました。


最初に訪れたレーは標高3400m。高地で乾燥した場所なので、昼は日差しが強烈で暑く、太陽が無くなると寒くなる。山の天気と一緒。



大きすぎず、小さすぎず。旅人にとってちょうど良い大きさの街。





日本人の顔に似たチベット系の人が多いですが、エキゾチックな顔の人もたくさんいます。



街を見下ろす王宮。チベットのラサを思い出す景色。





牛が街なかを散歩中。ちょっとだけインドに居る事を思い出す。



居心地も景色も良くて好きな街になりました。でも、冬はマイナス30度になるみたいです。寒いの苦手だから冬来れない。。。









山の天気なので、一瞬で天気が変わったりします。でも、雨にはならず、もし降っても数分でやんでしまう。




レーのそばにあるスピトク・ゴンパというお寺。
チベット仏教なので、ブータンと同じ感じ。



どこの寺院も入口にでかいマニ車。マニ車は回転させた分だけお経を読んだのと同じ徳をつめます。鐘が鳴るようになっていて、とても心地よい音色。下手な動画ですが↓








ダライラマの写真がたくさん飾られています。







こんなところに日本寺。日本の僧侶が建てたそうです。



今回の旅は予定がハードすぎて、毎日早起きばかり。いつも6時前には起きている。。。




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2016年6月18日

旅の思い出4

ブータンから飛行機で約2時間。
5回目の訪問の大好きなインドへ。


ちょうど航路にエベレスト。雲があるし縮小したらわかりにくいですが。



さらに、"なすび"がエベレスト登頂に成功した直前だったみたいです。
あそこのどこかに居るかと思うとすごすぎる!



2年ぶりのデリーに到着。
早速、空港で2万円を両替したらレシートをくれず。あやしいなと思いレシートをくれと言いお札を数えてみると、やっぱり2千円くらい懐に入れようとしている!店員さんは慌てて残りのお札を出して、お店開けっ放しで逃げていきました。

早速のインドらしさにニヤニヤしてしまう。
最初の頃は、こんなインドらしさに怒ったりびびっていましたが、今ではインドにまたやって来れたんだなとうれしくなってしまいます。完全に感覚おかしくなってる。



こんな感じで、メインの旅先ラダックへの往復前後に、1日半ほどデリーに滞在しました。


前回も来たモスクですが、ちょうどお祈りの時間で中に入れず。今回リベンジしてみました。








かなり正確に観測していたという300年前の天文台へ。
強烈な日差しが暑すぎて、日なたにある説明ボードを読むことができず。だから何の為の建物かさっぱりわからない。






とにかく、インドでは数日前に過去最高の気温を記録したらしく、外にいるとすぐにクラクラしてしまいます。なので、涼しい場所はみんな集まってくる。








あとは、アーユルヴェーダというマッサージを初体験してみました。
マッサージとは言いつつ、世界三大伝統医学の1つらしく、5000年以上の歴史がある治療らしいです。


その中でも1番やってみたかったシロダーラ。
まゆ毛の間の額に、体温と同じくらいの温かいオイルを1時間ずっと流し続けます。

そもそも、眉間ってとがった物を近づけただけですごい不快感。なんでだろ?だから、シロダーラを始めた直後は違和感がものすごく、1時間も続くのかと不安に襲われました。


でも不思議。
しばらくすると全く違和感は無くなり、今まで経験したことのない未知の感覚に。マッサージのような気持ち良さとは違いますが、脳みそがものすごいリラックスしていくのがわかります。なんだか深い深い奥底に沈み込んでいく感じ。

で、終わった後のすっきり感はすごかったです。
天津飯には第三の目があるし、あとは"眉間にシワを寄せる"という位だから、意識しなくても常に力が入ってしまう場所なのかもしれません。そこの緊張を解いたってことなのか?さすがインド5000年の歴史です。


ちなみに、日本でもやりたいなと思い調べたら、男性が受けられる場所が見つからず。確かに、ほぼ裸の状態で、ずっと二人きりだし、無理だよな。。。






その他のデリーは、大好きなカーン・マーケットに行ったり、大好きなバターチキンカレーを食べたり。

カーン・マーケットは、値段はあまり安くないですが、日本では見ないようなおしゃれで洗練された雑貨や服とかが置いてあり、おすすめマーケットです。

バターチキンカレーは、インドではチキンマクニとも呼ばれます。例えばチーズの事をパニールというので、パニールマクニだとチーズ入りの同じ味のカレー。とにかく、カシューナッツがたくさん溶けこんでいてカロリーはものすごい高そうですが、こってりなカレーって中毒性が高い。



そんな感じで、いよいよインド北部のラダック、ヒマラヤ山脈のど真ん中へ。













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2016年6月13日

旅の思い出3

3日間のブータン旅行。2日目。

今回、途中に魔除けの"ポー"の写真を載せました。
ブータンでは普通なのですが、周りに人がいる時は気をつけて見て下さいね!


首都のティンプーから車で3時間。
旧首都のプナカという町へ。

途中、3150mの峠越え。
雪をかぶったヒマラヤ山脈が一直線で壁になっています。



プナカのメインの観光地。役所と寺が一体になったゾンという場所。
ちょうどジャカランダの花がきれいに咲いていました。桜が紫になった感じ。










田植えの時期が日本と同じ。
気候や植生など日本とかなり似ているそうです。
だからか、時々、見たことあるような懐かしさを感じたり。







衝撃的な魔除けの"ポー"。
でも、あちこちの民家に描かれてるので、だんだん普通になってきます。





目がついたポーがいたり。お土産のポーが大量に置かれていたり。


置き物のポーがいたり。


ちょっとやりすぎのポーがいたり。



ついでに、
ブータンの寺院は撮影禁止なので、ラダックの寺院の写真ですが、寺院内には男女交合の壁画や像もたくさんあります。性のエネルギーを使って悟りに近づくという密教の教えの1つだと思います。


インドで仏教は生まれましたが、ヒンドゥー教が盛んになり衰退してしまいました。で、信者を取り戻すためにヒンドゥー教の要素を入れた秘密仏教が生まれたのだと思います。たしか。
でも、それでもインドには広まらず、密教は大乗仏教の国々、チベットや中国、日本に広まりました。





ブータン3日目。
最大の見どころ、1番見たかったタクツァン僧院へ。
ここは崖の途中にあるので、山登りです。

登山口からのタクツァン僧院。右の山。



標高が3100mあるので、慎重に登らないと高山病が危なそう。
でも標高差は600mくらいなので、大変な山登りではないです。
約2時間ほどで迫力の姿が目の前に現れる。




完全に世界遺産級の場所ですが、ブータンには世界遺産が1つもありません。登録する事で観光客が押し寄せたり、小さな修復でもユネスコに報告が必要よりは、登録しない道を選ぶそうです。

これであっという間のブータン旅行は終わり。



今の資本主義の社会は、豊かさの総量がどんどん増えていた良い時代は終わり、成熟した難しい時代に入りました。総量がほぼ変わらなくなったので、もし給料が増えたら、必ずどこかで減る人がいる。みんなが一緒に幸せになれない時代。

お金や物への欲望を増やし続けないとうまく回らない仕組み。それが永遠に続くとは思えませんが、だからと言って共産主義がうまくいくとも思えません。

で、その2つとは違う仕組みで国を運営しようとしているブータン。
足りている事を知りキリがない欲望を減らしつつ、国民が暮らせる経済発展を両立させる。そして、質素な生活でも国民すべてが精神的な幸せを感じられる社会。


まだ始まったばかりの仕組みですが、これからの動きに注目したいです。
見どころはあまり多くないですが、とても素敵な国でした。

次はメインのインドへ。



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