2014年10月25日

旅の思い出5

ミャンマーの次はタイのバンコク経由でスリランカへ。


で、バンコクをただ通過するのはもったいないので、
乗り継ぎ時間を10時間ほど作って入国してみました。

短い滞在ですが、タイへはちょうど10回目の訪問!


とりあえず、よく知った場所で、
世界中のバックパッカーが集まる安宿街、カオサン通りへ。

来るたびに、にぎやかでおしゃれな場所に変わってます。



いつものレストランでいつもの食事といつものビール。
いつも楽しみなマンゴーは残念ながら時期じゃなかった。。。




そして、本場のタイマッサージ屋で至福の時間。
日本でもタイ人経営のお店によく行くのですが、値段が日本の7分の1。
さすが安すぎです。


移動時間を抜いて、実質6時間のカオサン通り滞在でしたが、
計3時間の、2回もマッサージ屋に行って過ごしてしまいました。
時間の使い方間違ったかも。。。



そしてタイを出発し、スリランカのコロンボへ。


コロンボは残念ながらほとんど見どころがありません。
海に面した街で、建設中の建物がたくさん。


下町にある個性的なモスク。でも、スリランカ人の70%が仏教徒。




足早にコロンボを抜けて、ローカルバスで6時間。
世界遺産の街、アヌラーダプラへ。

ここはスリランカ最古の仏教王国があった場所。


で、観光して初めて気づかされました。
昨日まで見てきたミャンマーにそっくりすぎる。。。





インドで生まれた仏教は2つに分かれました。
チベット、中国、日本へと伝わった大乗仏教。
もう1つは、スリランカで発展しミャンマーに伝わり、
そこから東南アジアへと広がった上座部仏教。


なので、全く関係ないミャンマーとスリランカを旅に選んだつもりが、
実は、仏教で密接につながっていました。

そんなわけで、どっちの国も仏教に熱心。


そういえば、普通は寺院の建物に入る時に裸足になります。
でもこの2ヶ国だけは、寺院の敷地に入る時から裸足にならなくてはなりません。

だから、屋外の高温に熱せられた石の上を裸足で歩きます。
たぶん50度前後はありそうな感じ。
やけどするほど熱いし、小石を踏むと激痛だし。

現代っ子の、ふにゃふにゃな柔らかい足裏には辛すぎる。。。

でも、ミャンマーからさんざん裸足で歩いてきたおかげで、
スリランカでは足の裏も少し厚くなってきた感じ!







見た目はインド系の方々なのに、仏教寺院で熱心にお祈り。
なんか違和感がなくなるまで時間がかかりました。











こうやって仏教を身近に感じてみると、
やっぱり日本って仏教の国だなと気づかせてくれます。

自分も含め、多くの日本人が無宗教だと思っていますが、
生活の奥深くまで仏教が浸透しているのがわかります。


今ある日本人らしさって、
遠い昔から続いてきた仏教の影響が大きいはず。

仏教ファンとして、また仏教が好きになってしまいました。



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2014年10月18日

旅の思い出4

インレー湖のあとはヤンゴンへ戻ってきました。
そして、ミャンマー旅行のメイン、ゴールデンロックへ。





ゴールデンロックはヤンゴンから200キロほどなのですが、
山の頂上にあってまだアクセスが大変な場所です。

タクシーで早朝に出発すれば日帰りも可能みたいですが、
今回は1泊2日で、タクシーで行ってみることにしました。


"地球の歩き方"にはまだ詳しく書かれていないので、少し詳しく。



まず車で約4時間の、山のふもとにあるキンプンという町へ向かいます。
時間はかかりそうですがバスでも行けます。

今回は前日のうちにタクシーと交渉。
1泊2日で、ついでに通り道にあるバゴーという古都の観光もお願いしてみました。で、110USドルで決定。



翌朝9時に出発。
途中にあるバゴーを観光しつつ、14時過ぎにふもとのキンプンへ到着。

ここから先、岩があるチャイティーヨという場所まで一般車が入れません。なのでドライバーとは明日までお別れ。


で、ここからが大変なのですが、
政府運営のトラックで山頂へ向かいます。

トラックは荷台に座れる板を付けただけの、トラックそのもの。。。
それも、座れるか不安になるほど前後の間隔が狭まく、
左右もギュウギュウにつめて座らされます。




そして、満員になるまでひたすら待機。
やっと出発できたら、今度はクネクネの山道を登っていきます。


前後左右、遠心力で体がもっていかれ、
ジェットコースターに乗っている気分!

で、無心で耐えること約40分、山頂のチャイティーヨに到着。


とは言いつつ、意外と暴走トラックって楽しかったり!

ミャンマーの子供は吐いていたので、
絶叫系の乗り物が嫌いだと地獄かもしれません。

で、山だから天気が変わりやすく、
もし雨だったら、きっと最悪な乗車だと思います。








そんな感じで、ミャンマー屈指の巡礼地、ゴールデンロック観光へ。


雨季の山なので、当然山頂は雨か曇りだと思っていました。
なのに、着いたら晴れてる。奇跡!



落ちそうで落ちない岩。
仏陀の髪の毛でバランスをとっているそうです。


同じような写真が続きますが。。。







みんな岩に金箔を貼ってお祈りしています。
まねして貼ってみる。
ただ、女性は岩に触ることも近づくこともできません。







山頂なので雲がかかると幻想的な世界。



ゴールデンロックの入口。
早朝は托鉢している僧がたくさん。





山頂のホテルで1泊し、またトラックに乗って下山。

キンプンで宿泊していたドライバーと合流してヤンゴンへ。
帰り道でもバゴー観光してみました。

バゴーの寺院に鎌倉大仏がいた。


写真だと全く巨大さが伝わらないと思いますが、
全長が55mもある寝釈迦。



で、バゴーを観光中、何回かタイ人に間違われました!

ニーハオとかアニョハセヨとはよく言われますが、
タイ人に間違われたのは初でビックリ。

いまやタイも中産階級が増えて、海外旅行に行く人が増えています。
で、そういう人の多くが肌を焼かずに色白にしている。

ヨーロッパ人の区別ができないのと一緒で、
タイ人とも区別しにくくなっているのかも。



ミャンマーはこれで終わりです。
次はスリランカへ。



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2014年10月13日

旅の思い出3

バガンの次は飛行機でインレー湖へ。


インレー湖は山と田園風景に囲まれた美しい湖です。
で、少数民族が水上で暮らしている素朴な場所。








水深が浅いので、水の上に家を建てて暮らしています。

水路沿いに整然と店や家が並ぶので
普通の陸の上の町のようにも見えてくる。






で、水上生活なので漁業はもちろんですが、
水の上に畑を作って野菜まで育てています。

南米ペルーのチチカカ湖と似た感じですが、
水草を集めて浮島にして、泥をのせて一面トマト畑。



独特の漕ぎ方で船を操る。












観光したかったメインの場所へ。
細い水路を30分ほど進み、丘を1キロほど歩いて登る。






たどり着いたのが、丘の上に静かにたたずむ寺院。
ここには1000本以上の仏塔が寄りそって建っています。
で、その1つ1つから優しい金の音が響いてくる。

なんか別世界にやってきたようで癒されます。





インレー湖の半日観光を終えて町へと戻る。

9月のミャンマーは雨季でオフシーズン。
でも、運良くほとんど雨に濡れることなく旅ができました。

ただ唯一、インレー湖の帰りで土砂降りのスコールにあってしまう。


何もない広い湖の上で経験した事がないほどの激しい雨。
さらに雷も落ちてくるし、豪雨で視界も全く無くなるし。
小さなボートだから屋根もなく、猛暑から一気に気温も下がり寒くなる。

久しぶりに恐怖を感じ、無事に帰りたいと祈ってしまいました。。。

"バケツをひっくり返したような雨"ってすごすぎる!



夕食に地元料理のコースを頼んでみたら虫が出てくる
味は悪くないけど、見た目が悪すぎる。




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2014年10月8日

旅の思い出2

ヤンゴンから飛行機で1時間、バガンという町へ。


ほんとうはローカルバスの旅が好きなのですが、
ミャンマーは国土が広い国。

今回は予定がハードなので飛行機移動にしてみました。


で、今までいろんな飛行機に乗ってきましたが、ミャンマーで初体験。


席が自由席!





まさか、満席で立ち乗りとかはないと思いますが、
重さのバランスとかぜんぜん気にしないみたいです。
さらに、飛行機に乗っているのに燃料補給始めてる。。。


ただ、それ以外はしっかりしていました。
国内線に3回乗りましたが、全部定刻通り。





そんな感じでやって来たバガン、世界三大仏教遺跡がある町です。
他の2つは、カンボジアのアンコールワットとインドネシアにある巨大遺跡。

数百年前に建てられた個性的な仏塔や寺院が、
3000近くもあちこちに散らばっています。








ここは遺跡であるのと同時に大事な祈りの場。
多くの仏塔が現役で、参拝の人がたくさん訪れる。









バガン最大の見どころは、
5階建ての仏塔の上から眺めるサンセット。

ですが、楽しみにしていたの見事に見逃しました。。。


馬車で観光していたのですが、引き手が人の良いおっちゃん。
少しでも多くの仏塔を見せようと、夕方ぎりぎりまで周ってくれます。
さらに、その日は微妙に地平線に雲がかかっていました。

メインに着いた時に、タイミングよく太陽が隠れてしまう。










とりあえず、大自然の中にたたずむ無数の仏塔は、
今まで感じた事のない迫力でした。
なんかアンコールワットと同じくらい見ごたえある遺跡!


ただ、そんな素晴らしすぎる場所なのに、
いまだに世界遺産になっていません。

登録の順番間違えてないかな、
不思議。



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2014年10月1日

旅の思い出1

最初の訪問地ミャンマー。


日本から直行便で向かいました。

マニアックな国なのに直行便で行けるのが不思議な感じ。
さらに客室乗務員も全員日本人。


いつもの旅は飛行機を途中で乗り継いで向います。
乗り継ぎ後の飛行機にはたいてい日本人がいなく、
心細さと不安で旅の始まりを感じていました。


今回は癒しのスタート!

さらに、空席だらけだと思っていたのに意外と席埋まっている。
さすが、3年前に民主化されて、今は投資ブームまっただ中。




で、ミャンマーは想像していたイメージとは少し違う国でした。

街の雰囲気や食事はまさに東南アジアなのですが、
生活のかなり深くまで仏教が浸透しています。

東南アジアは全体的に仏教が盛んですが、
熱心度はミャンマーが圧倒的に上という感じ。

そのおかげで、人々はまじめでお金お金って感じはありません。
唯一、お土産屋さんのしつこさにはかなりビビりましたが。。。


なので、もし投資を考えるら、
ベトナムとかカンボジアよりはミャンマーの方がおすすめかも!

さらに、アウンサンスーチーさんのおかげなのか?
経済水準が低くても教育に力を入れてきたようで、多くの人が英語をしゃべれます。
英語をしゃべれないので、しどろもどろになりっぱなし。。。




そんな仏教を感じる旅の最初の街は、ヤンゴン。
見どころはミャンマー最大の聖地の寺院です。


本物の金をふんだんに使ったまぶしすぎる場所。



老若男女たくさんの人が参拝。





チャラチャラした感じのお兄ちゃんも熱心にお祈り。
仏教の信仰度がよくわかります。



寺院の中心にある金の仏塔。
そこには"見るだけで願いがかなう仏像"があるそうです。
ただ、女性や外人は中に入れないので、
モニターで仏像の生の映像を見る事ができます。(右中央)



夜はライトアップされて、遠くからも神々しい姿。







ヤンゴンの街はたくさんの屋台が並び、
ごちゃごちゃしてて楽しい街歩き。



街じゅう、というか国じゅうに金の仏塔の寺院が建っています。
ヤンゴンもメインの寺院以外にもあちこち建っている。



走っている車はほぼ日本車。
その中でも中古のトヨタ車が多い。右車線の国なので不便そうです。
で、バスも日本の中古車だらけ。


飛行場の乗客用のバスだって日本の中古車



ほっぺたとかを白く塗った人がたくさんいます。
女性や子供が多いのですが、たまに大人の男性も塗っている。

"タナカ"と呼ばれ、木をすりつぶした粉で日焼け止めや美容になるみたいです。実際付けてみると、ひんやりするし匂いも良いし、蒸し暑い国なのでいい感じ。




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