2008年1月27日

チベットの思い出 6

外国人許可書がなくても訪れる事ができる数少ない場所。
タクツェのガンデン寺。

相棒がかなり好きだった場所です。


朝7時過ぎ、ラサから毎朝1,2本出ているガンデン寺行き巡礼用バスに乗り込みました。

晩秋のラサのこの時間帯は、まだ太陽が出ていなくて真っ暗。
あんなに広大な大地の中国なのに、政府が北京を標準時として国内には時差がないので。


そして、ぼろぼろのバスに乗り込むと、車内は電気が無く真っ暗でさらに満員。 外人はいなく、みんなお経を唱えていたりでちょっと心細くなりました。

まぁ、帰りは言葉は通じなかったけどまわりの人と仲良くなれて楽しかったです。
相棒はなぜか、ずっと隣の席の家族のかわいらしい赤ちゃんを 抱いて面倒見てたし。


そして、着いた場所は山の頂にたたずむチベット寺院。
まわりには、雄大な景色が広がり、山にはタルチョ(お経が書かれた旗)がはためき、
人々は熱心に祈りをささげ、とても心が平和になる場所でした。


ここガンデン寺は、景色はほんとうにすばらしいし、寺院もすばらしいし、
その両方が合わさって、心から幸せを感じられる場所でした。





寺院の周りにはコルラする道があります。
山頂にある寺院なので、見渡す限り絶景。


いたるところにタルチョ。


深い青い空と、白い寺院がとてもまぶしい。


日本の寺院より、神々しい雰囲気。


中国に占領された時、ここの寺院は徹底的に破壊されたそうですが、
日々修復されていて、おもな建物はかなり復元されたそうです。




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2008年1月22日

チベットの思い出 5

チベット鉄道で到着した地、ラサ。

今回の3ヶ月の旅で1番感動した場所が、ラサにあるジョカン寺というところでした。


ジョカン寺(中国名で大昭寺)は、チベット仏教で最も聖なる寺院。
聖地ラサの中でも1番聖なる場所がジョカン寺です。

何百キロもかけて五体投地で巡礼してくる人々も、みんなここを目指しています。



正直、ジョカン寺の内部は他のチベット寺院とあまり違いは感じられませんでした。 すばらしい仏像がたくさんあり、装飾もものすごい厳かですが。

でも、他と違うのはジョカン寺の周りにはコルラするにぎやかな道があります。
コルラとは聖地の周りを時計回りで巡礼しながら歩く事です。
ストゥーパ(仏塔)の周りをコルラしたり、寺院の周りをコルラしたり、 時には聖なる山を何十キロもコルラしたり。



ちょうど旅した時期が良く、冬が始まる前で農業や放牧業が終わり、 地方からの巡礼者がたくさん来ている時でした。

ジョカン寺の周りの、1キロほどのバルコルというコルラの道には、
朝から晩までたくさんの巡礼者が居ました。

歩いてコルラする人はもちろんのこと、五体投地をしながらコルラする人、 マニ車という円柱形の筒(中にはお経が書かれた紙が入っていて、 1回まわすと1回お経を読んだことになる)をくるくるまわしながらコルラする人、 お経を唱えながらコルラする人、
一般の巡礼者はもちろん、たくさんの僧も。

そして、バルコルの所々にはでかい岩があり、そこでは緑の草をたき白い煙をだしています。 たぶん、お香の巨大版だと思います。


静かで澄みきった空気と、お香の独特の匂いと、真剣にただただ祈る人々。
すべてが一気に押し寄せてきて、感動で胸がつまってしまいました。
こんな経験初めてでした。

結局、ジョカン寺を毎日コルラしました。
でも最初の2日は、ちょっとした瞬間にすぐに感動してしまいました。
ほんとにすばらしい場所でした。


ジョカン寺の正面。たくさんの人が五体投地で祈っています。



ジョカン寺正面の広場。


ジョカン寺入口。朝は中に巡礼する人々で長蛇の列ができる。


バルコル。たくさんの人々がコルラをする。


ラサのポタラ宮。


ポタラ宮の正面には、中国の国旗と、おそらく”祖国万歳”と書かれた言葉がある。




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2008年1月17日

チベットの思い出 4

チベット鉄道の車窓第3弾。




車内で高山病になった人の為の酸素を吸うチューブ。
無料で配られます。


ラサ駅。周りは雄大な山々に囲まれる。


チベット鉄道と駅構内。


ラサ駅外観。中国語では”拉薩”と書きます。




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チベットの思い出 3

チベット鉄道の車窓第2弾。


途中の停車駅。駅前にはただただ広大な大地が広がる。





五体投地をしながら聖地ラサに向かう人々。
数百キロの道のりをほんとに少しずつ進み、さらに苛酷な自然環境。

そこまでして祈るもの。

もちろん自分のことや家族のことを祈っていると思っていましたが、
実は世界中の人々の幸せを祈っているそうです。
お金で言うと絶対自分達より貧しい人々なのに、、、
なんて心が広くて豊かな人々。

そしてチベット仏教はなんてすばらしい宗教。
自分の心はいったいどうだろう。




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チベットの思い出 2

前回に続きチベット鉄道から。車窓をどうぞ。

一回の更新で写真5枚しかアップできないので、
あと2回連続でアップ。
同じような写真ばかりですが。。。

なにせチベット鉄道で500枚も写真撮ってしまったので!










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2008年1月15日

チベットの思い出 1

旅の思い出を引きずっていきます。

まずは今回の旅で1番好きだった場所、チベット。
そんなチベットへ向かうところからどうぞ!


青蔵鉄道(チベット鉄道)で成都からラサへ2泊3日で向かいました。
世界一標高が高い所を走る鉄道。
最高地点5072メートル。

チベット鉄道に乗るのをものすごい楽しみにしていて、
どの乗客よりも早起きして、まだ暗いうちからずっと1日中窓に貼り付いてました。
ただ、それなのに鉄道最高地点と最高地点の駅を見逃しました。。。


YouTubeの動画を使って、チベット鉄道の景色をどうぞ。





車内。ここは寝台車。


チベット鉄道の気圧調整している機械。おそらく。
各車両に設置されていました。
そのくせ、トイレの窓はいつも開け放たれていましたが。


食堂車。
朝食を一回だけここで食べましたが、まずかったな~!
だいたい乗客は車内販売のカップラーメンとか食っています。


夜中にボンッと爆発音がして、あせって見てみると
乗る前から買っていたお菓子の袋が、 気圧差で爆発したみたいです。
この時、二つ持っていっていたうちの片方のデジカメも動かなくなりました。


ほとんどが永久凍土の上を走るチベット鉄道。
その為、地表の温度が上がらないように冷却するため、
アンモニアを入れたこんな棒状の物が立っています。
でも、開通当初は綺麗に整列してただろうこの棒も、今では
微妙にずれまくっていました。ということは地面がすでに
沈下してるって事かもしれません。
おそろしい。




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2008年1月13日

旅の思い出をひきずる

あけましておめでとうございます。
遅っ。

日本に帰ってきてからというもの、日本のハイスピードにうまく乗りきれていないらしく、 正月気分で居たら、もうずっと前に終わっていたらしいです。。。

やっと、部屋の大掃除も終わり、旅の1万枚の写真を整理し、
たまっていた事が片付いてきた感じ。
生活もやっと普通に戻りました。


そんなわけで、旅の思い出を引きずっている今日この頃。
動画とかもたくさん取ったので、アップしてみます。
ホームページにアップしようと思っていたのですが、
少し直したいので、しばらくブログの方で。



結局、去年末に、台湾から成田へ恐怖の中華航空を使って
無事に帰って、、、これたのか?

まぁ、中華航空は関係無いと思いますが、ちょうどその日の成田は
朝暖かかったのに、昼前から雨雲がでてきて気温も急に下がり、
気流がものすごく乱れていたらしいです。

成田に近づくと上下左右、急落下とか、ものすごく揺れだし、
空港の施設がすぐそばに見え、滑走路までもうそこっていう時まで
機体が風に激しく振られているのがわかりました。
これはそうとう危険だなーと思っていたら、タイヤが地面に着くほんと寸前くらいに 急にエンジンの出力があがり、機体が急激に上を向きました。

初体験。ゴーアラウンドを経験してしまいました。。。

そっからは恐怖。
よく”ナショナル・ジオグラフィック”というドキュメンタリーチャンネルの
”メーデー!航空機事故の真実と真相”という番組を見ていたので、
嫌な記憶しかよみがえりません。

ガソリンは大丈夫かとか、もう1回挑戦したって状況は変わってないしとか、
そもそもなんでこんな重いものが飛んでるんだとか、基本的な事まで頭をめぐり、 全身がものすごい緊張。

結局、2回目は20分後くらいに乱暴にですが着陸できました。
でもしばらく胃が痛いの治らず。
この日はゴーアラウンドの飛行機が多かったそうです。
普段、あんまり乗らないから、こんな時はやっぱり怖い。


台湾の写真をぜんぜん載せられなかったので。
世界一高いビル、台北101。



日本とぜんぜんかわらない街並み。
台湾の渋谷。若者の町。


夜市。


なんと、今回の旅で何度もお世話になったメコン川と最後にまた再会!
ほんとは再会したくて、飛行機の窓にずっと貼り付いてました。




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