2017年6月21日

旅の思い出5

メキシコのカンクンから飛行機でわずか1時間。
キューバの首都ハバナにやって来ました。


空港で預け荷物を取ろうと待っていると、自分達の荷物が異常なほど出てこない。他人の荷物をいくつもいくつも見送りながら、結局、出てくるまで2時間も待たされました。荷物が見えた時の感動は一生忘れません。

で、グッタリしたまま空港の両替所へ行くと、こっちも長い行列。さらに2時間弱も並ぶ。お金を手にした時は感動が押し寄せました。


さすが社会主義のキューバ、なにをするにも行列と時間が必要な国です。でも、いらだちが喜びに変わってしまうから不思議な国です。

"出来て当たり前"の基準が低いと、出来ない事が当たり前になり、期待しないからストレスにもならない。日本は求めるレベルが高すぎて、それが便利でもあるけど息苦しい時もあります。少し待たされたくらいで怒る人は、この国にはいなそうです。


とは言いつつ、到着早々の4時間は長かったな~。



そんな感じで、世界遺産に登録されたハバナの旧市街へ。
おしゃれなコロニアル調の建物が並びます。






あんまりハバナに見所はないですが、治安も良いし街歩きが楽しい街。



日本の車も大切に使えば、数十年後にはかっこよくなるかな。





昔の車に乗ったおかげで、今の車の快適さがわかりました。道のデコボコが直にお尻に響いてくる。





演説の時など数十万人が集まっていた革命広場。タクシードライバー曰く、今でも何かあると、給料が支払われて集合するそうです。


チェゲバラって、39年の短い人生で広島にも来ていたみたい。当時の日本のマスコミは相手をしなかったそうですが。




キューバと言えば葉巻。初めて葉巻に挑戦してみました。
1本吸うのに1時間もつとか、煙は肺に入れないとか聞いていたので、水タバコと一緒だなと思っていました。でも吸ってみると全然違う。

葉巻はタバコの葉を何重にも巻いて出来ているので、味もタバコそのものでした。普通のタバコより味は濃い。禁煙して6年経っているので、昔に戻りたくないという焦りが。。。でも、おいしい。。。

そのあと丸1日、服と口からするタバコ臭が嫌だったので、昔に戻ることはなさそうです。



今は観光バブルなので、表通りは観光客だらけ。裏道りが本来の姿っぽい。









ハバナで生まれたモヒートというカクテル。おいしかったから日本でも飲んでみよ。



街じゅうのあちこちで陽気なラテン音楽が生演奏されています。次から次に聞こえてくる。



キャバレーが有名らしいので行ってみました。



音楽と踊りを愛する素敵な国。聞いた事のある言葉、マンボ・ルンバ・サルサ・チャチャチャ・・・キューバが発祥らしいです。




社会主義の国なのであんまり物は充実していない。そして、地元民と観光客では通貨が違うという、すごい技を使っているので、物価はかなり高いです。






短い滞在でしたがキューバの印象とても良かったです。ハバナ以外にも見どころがたくさんあるのでまた絶対来よ。

社会主義は歴史の通り完璧な仕組みではありません。でも、資本主義も成熟したら完璧じゃない部分が見え隠れしています。貧しくても金持ちでも、みんなが平等だと苦しみは少ないし、貧富の差が激しいと世の中の苦しみは多くなると思います。

キューバは経済開放へと少し転換したようなので、これからは貧富の差が開いていくかもしれません。もし行くなら早めがいいと思います。社会主義の国でも参考になる事はいっぱいありそうです。

次は今回の旅3回目のメキシコへ。



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2017年6月12日

旅の思い出4

メキシコに再入国しトゥルムという町までやって来ました。

トゥルムはマヤ遺跡が有名な町。
ただ、マヤ遺跡はたいていジャングルにありますが、ここはカリブ海の前にたたずんでいます。








遺跡の前で海水浴もできる。フワフワの白い砂浜。




トゥルムへの訪問を急に決めましたが、当日の宿もWiFiで簡単に予約できました。もう重いバックパックを背負って、あちこち宿探しする必要ないな。

で、ベリーズで遊覧飛行ができなかった分のお金が浮いたので、くやしいから豪華な宿を選びました。ビーチの中に建つ海が目の前の部屋。



波の音を聴きながら心地よく寝れる。でも夜中、蚊帳に蚊が侵入してきて安眠をさらわれる。




そして、有名リゾートのカンクンへ向かいます。
想像していた以上の美しい海。個人的には、グリーン系のきれいな海よりブルー系の海の方が好きです。まさに大好きな色。




彩度をすごい上げた写真。に見えてしまう。
ただ、きれいなビーチに藻が。ここ数年、大量発生して問題になっているそうです。



人生初のパラセーリング。水中用の使い捨てカメラで撮影。



下を見ると急に恐怖が。



地上から見るとわかりませんが、かなり上空まで上がります。今まで味わったことのない気持ち良さ。





で、カンクンでもう1つ有名なのがクラブです。
公共バスも走る道路沿いにクラブが並んでいます。なんかタイっぽい。




1番有名なココボンゴというクラブに行ってみました。
クラブとショーを合わせたような場所で、踊りたい人には少し物足りないですが、普段クラブに行かない人も楽しめる感じ。




日本のクラブより圧倒的クオリティー。平日休日関係なくたくさん人が集まるし、料金が8千円もするし当然か。



水タバコ屋さんがあったので一服。4年前にはまってから、今も月に1回は必ず通っています。タバコをやめた人にはちょうど良い。




翌日、ワンデーツアーに参加しました。セノーテと呼ばれる泉とマヤ遺跡へ。

地表に穴が開いた場所に透き通った泉。石灰岩の大地が陥没してできるみたいです。







1番有名なマヤ遺跡、チチェンイッツァ。



旅の最後のマヤ遺跡でしたが、初めてガイドさんが居て説明を聞けました。最後じゃなくて最初に聞くべきだった。。。マヤ文明ってとても興味深いです。例えばこの壁画、がい骨だらけだし。



そんな感じで、次はキューバへ。



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2017年6月7日

旅の思い出3

ベリーズに入国しサンイグナシオという町へやって来ました。


ここへ来た目的は1つ、乗馬ツアー。
旅の前に"トリップアドバイザー"で手配しておきました。簡単に予約できて、クレジット払いできて、ほんと便利な時代。

マヤ遺跡へと向かう多国籍の8人のツアー。日本人が来たのは初めてだそうです。


海外での初乗馬。馬の操作方法は世界共通なので、1度覚えたらどこでも乗れます。



乗馬経験ゼロでも大丈夫な初心者コース。でも、みんな乗馬経験ありました。確かに、経験なかったら、海外で馬に乗りたいとは思わないか。



馬は臆病ですぐにパニックになると聞いていたのに、普通に車道を歩いている。あと、暑さに弱いと聞いていたのに、日本以上の蒸し暑さでも大丈夫みたいです。






川を渡るための渡し船。すべてが初体験でおもしろい。






そんな感じで、ベリーズのお札にも描かれるマヤ遺跡に到着しました。マヤ遺跡って、それぞれが個性を出しているのがわかってくる。





意外と高くて断崖。良い眺め。



同じツアーのフランス人、"いいね"というより"危ないね"。



帰りも同じ道を通り、4時間ほどでツアーは終了。
海外乗馬が実現して、これからの旅の楽しみも1つ増えました!もし乗馬経験がなくても、歩かせるのは簡単なのでほんとオススメです。



で、乗馬のあとは、ベリーズ最大の街ベリーズシティへ。
この日は日曜日。翌日も祝日。この国の休日はみんな完全休業のようです。街の中心なのにシャッターが全部閉まり、旅人には不便すぎる。。。




だから余計にですが、昼間でも治安が悪そうに感じます。
人も車もほとんどいない街を、1人大声で奇声をあげながら歩いている人や、ずっと道路に身動きしないで体育座りしている人や、マリファナと声をかけてくるガタイのいい黒人さんや。。。

ガイドブックには治安悪化エリアが書いてあるし、別の街の説明文には"ベリーズシティとは違い昼間に1人で歩いても安全"と書いてあるし。今までの旅人生1番のドキドキの街歩き。びびって暗くなる前に宿に戻りました。

ゾンビでも出てきそうですが、平日の雰囲気はもっと良いんだろうな。



コンビニ風の商店も鉄格子ごしの買い物。休日営業はこの店と、防犯対策が厳重のチャイニーズレストランしか発見できませんでした。



この街には観光できるような見どころがありません。中心にあるランドマーク的?な橋。







で、ベリーズの国1番の見どころは世界遺産に登録された海です。
旅の前に調べてみると、環礁の海はとても美しいのですが、ビーチはあまり良い所が見つからず。ダイビングやシュノーケリングをメインに楽しむ場所のようです。

個人的にはビーチでのんびり過ごす方が好きなので、今回は海に行かず、世界遺産のブルーホールの海を遊覧飛行だけする事にしました。


ただ、飛行機会社のミスで遊覧飛行ができず。。。予約の再確認のメールもしていたのに。。。



一応、旅の前から嫌な予感がしていて、ベリーズだけは予定を決めず空けておきました。そんなわけで、代替えの案を考える。

で、せっかく来たから島に行って海を見たいなと思いましたが、前日たまたまメキシコのトゥルム行きの直行バスがあるのを発見。トゥルムは以前テレビで見ていて、行きたいなと思った観光地です。

というわけで、少しベリーズ疲れだったので、行く予定のなかったトゥルムへ行き先を変更しました。


バスから一瞬海が見えて、ちょっと後ろ髪引かれる。



バスに乗ったまま国境を渡る。
あっちがベリーズ、こっちがメキシコ。さようなら。



短い滞在でしたがベリーズとは歯車が合いませんでした。例えば、平日だったら印象違っただろうな。

個人的には、美しい海が見たいなら、わざわざ地球の反対側に行くよりモルディブとかインド洋の島々でいいかなと思いました。ダイビングする人ならベリーズは良さそうだけど。
とにかく、ベリーズの海を見ていないので、また来るか。。。もう来ないか。。。


そんな感じで、再びメキシコに戻ってきてトゥルムに向かいます。バスにエアコンが付いていて天国すぎる。



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