2014年11月27日

旅の思い出8

最後の訪問地。
乗り継ぎのついでにインドで2泊してきました。


15年前、初の1人旅でやってきたインド。
たくさんの荒波にのまれ、この国にはまってしまいました。

今回は10年ぶり4回目の久しぶりの訪問ですが、
改めて大好きな国だなとわかりました。
いろんな国を旅してきましたが、他とは違う強烈な個性を持った国。
昔と比べマイルドになりましたが、それでも心の奥から熱くなりました。


デリーに来るのは2回目。
前回はデリー観光をしなかったので、今回はじっくりまわってみました。

世界遺産の墓。


世界遺産のお城。


世界遺産の塔。


さすが、インドは世界遺産がたくさん。デリーだけでも3つもあります。
その上、見ごたえもある。



経済がどんどん良くなって、街も人も変化の流れが速い。
ちょっと前回の訪問と比べてみました。

駅前の有名な安宿街。
前回は、牛やら物乞いの人やらしつこい客引きで混沌としていたのですが、すっきりきれいな感じ。


勧誘とか悪い誘いをしてくる人がたくさん居たのに、今回は1度も声をかけられず。ヒーローのおかげ?



前回はマックの入り口にドアマンが立っていました。
高級レストランだったマックは、犬にも優しい普通のマックに。



15年前は1杯1ルピー(3円)のチャイが今は10ルピー(20円)。
コップも、飲んだら道に投げ捨てる素焼きの陶器でしたが、
バケツに溜めた水ですすいで使いまわす汚いガラスコップを経て、
今は使い捨ての小さなプラスチックのコップ。
でも、相変わらず本場で飲むチャイっておいしい。


どこに行ってもノラ牛だらけでしたが、もう都市部にはいません。
まぁ、発展してくると神様の牛より交通渋滞の方が重要か。
そんなわけで、街なかで猿を見つけてうれしくなる。





で、最終日は日帰りでタージマハルまで行ってみました。

ここも2回目の訪問ですが、前回はまだ使い捨てカメラの時代。
タージマハルの写真は1枚しか残っていない。。。

奥さんも行きたがっていたし、写真も撮りたかったので再訪問。
ちなみに10年前に一緒にインドを放浪してから、奥さんもインド好きです。


門をくぐると大迫力の姿が見えてきます。
2回目でも感動する景色。


"すごい"しか出てこない。
写真じゃ伝わらない、圧倒的な美しさ。





内部を見ると、棺が置かれ墓だったのがよくわかります。
こんな豪華な建物がただのお墓って!


観光客もたくさん。
前回よりインド人観光客がものすごい増えていました。
それだけ、国内旅行ができる中産階級が増えたってこと。



世界遺産のお城から世界遺産のタージマハルを望む。
最初の計画だと、川の対岸に黒大理石の同じ墓を作って橋で結ぶ予定だったそうです。





今回は2泊だけなので、ホテルもレストランもまともな所にしました。
そうしたら、日本以上の手厚いサービス。

インドは貧富の差が激しいので、貧乏旅行だと1日数百円で過ごせます。
今まではお金をかけない旅でしたが、お金をかけるとこんなにも世界が変わるのかとびっくりしてしまいました。

なんか今までのローカル旅から考えるとマハラジャ気分。
でも、物価が安いから日本と比べると高くないです。

貧富の差が激しい国って、お金の量でいやらしいほど対応の差ができる。



そんな感じで急速に発展するインド。
他の国もそうですが、古い良さはどんどん減っていくのだと思います。

それでも、もともとがぶっ飛んだインド。
日本では考えられないようなおもしろさはまだたくさん残っています。

そして、おいしいインドカレーにおしゃれなインド雑貨。
日本でもインド料理屋によく行くのですが、本場のバターチキンカレーとタンドリーチキンは最高!



完全に脳みそがインド熱にやられた!
あ~またインドに呼ばれてる。。。











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2014年11月16日

旅の思い出7

シギリヤロックからバスで2時間ちょっと。
世界遺産のキャンディという古都へ。


丘陵地帯にたたずむのんびりとした街。


古都の姿と植民地時代の姿が混じり合って、おしゃれな雰囲気。


キャンディのそばには茶畑が広がっています。
日本が1番多く輸入している紅茶が、このセイロンティー。
セイロンって昔のスリランカの名前です。
ただ、地元のいい紅茶を飲んでも違いがわからない。。。




どこの国でも市場はおもしろい。
さすが南国。黄色、緑、赤、バナナの充実ぶりがすごいです。
ただ、大好きなマンゴーが時期じゃない。




キャンディ最大の見どころはスリランカを代表する仏教寺院。
仏歯寺と呼ばれ、仏陀の歯が安置されています。

地元の人は熱心にお祈り。


1日3回だけ、扉が開いてブッタの歯を拝めます。
ただ、公開される瞬間はプチパニック。
もみくちゃにされる。。。



なのに、ブッタの歯が直接見れるわけではなく、
ブッタの歯が入った仏舎利が見れるだけでした。
1時間も混雑の中で待ったのに。




地元の民族ダンスのショーを見に行ってみました。
で、伝統の踊りを一通り見た最後に、体を張ったショー。
なぜなの?



コロンボに帰る途中、象の孤児院に寄ってみました。
1日2回、象が川で水浴びをするために商店街を大移動します。

ただ、入場料が1人2300円もかかる。
めちゃめちゃ高い!
スリランカ全般ですが、さすが観光地価格。

サイレンの音とともに何十頭もの象が一斉にやってきます。
手の届く距離をドタバタ通り過ぎていく。


近すぎるし、柵もないし、集団だし。
たまに目が合うと、ドキッとして恐怖すら感じてしまう。




全く身動きをしない象。
でも時々、水面から鼻先だけちょこっと出てきます。
シュノーケルいらず。




タタというインドの自動車メーカーで、
以前話題になった車に乗れました。
新車で28万円という激安の車。

後方にドアがなくて荷物は載りません。
でも、室内は天井が高くて狭く感じない。
座席の下はパイプがむき出し。
扉の内側は鉄板のまんま。でも塗装しているから気にならず。
フロント部分はとにかくシンプル。でも十分。

で、走りも問題なし。
車の原価って、いったいいくらなの?
悪くないかも!



これでスリランカは終わり。
次は最後の訪問地インドへ。


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2014年11月1日

旅の思い出6

アヌラーダプラの次はスリランカのメイン、シギリヤロックへ。


断崖絶壁の岩とその上に残る遺跡。
今はレンガだけですが、昔は王宮が建っていたそうです。




絶壁の階段をひたすら登る。炎天下で結構ハードな道のり。



途中に1500年前の壁画が残っています。
ウソかホントかわかりませんが、全く手を加えていないそうです。
雨が多い暑い国で、鮮やかに色が残っているなんて奇跡。


こんな不便な場所に王宮を建てるなんてきっと変人。


遺跡もすごいけど、大自然の景色もすごい。



意外とマチュピチュと似た感じがします。
それだけ見ごたえがあるのですが、まだ有名じゃない。




で、ここでのホテルは少し豪華にしてみました。

BS放送の旅番組をちょくちょく見るのですが、
昔なんとなく見た番組で紹介していた個性的なホテル。

ホテル検索サイトを見ていたらたまたま発見し、
値段も高すぎなかったので泊まってみました。



町からかなりはずれた、ジャングルの中にたたずむ高級ホテル。
有名な建築家が建てたホテルで、自然と一体になった、
全長が1キロもあるおもしろい所です。

湖の対岸から見たホテル。これで半分くらいの長さ。




ただ、なんだか自分達だけまわりの宿泊客と違う!

町から離れているので、ツアーの車や大型タクシーでやってきます。
でも、自分達は町で見つけた三輪のボロいリキシャに乗って、
バリバリ音をまき散らしながらホテルのフロントへ。

で、汚いバックパックを背負いビーチサンダルで降り立つ。

な、なんか完全にういてる。。。


高級ホテルに慣れていないせいで、
完全に"TPO"間違えてる!


なんて思いつつも、これからも、
いいホテルにも泊まれるバックパッカーを目指そ。



そんなホテル内では、この旅始まって以来のたくさんの日本人。

ほとんどが団体ツアーの年配の方たちですが、
若いカップルと現地ガイド1人という珍しい組み合わせが数組。

勝手な想像ですが、ハネムーンで人気の旅先、モルディブ。
経由地のスリランカでついでに観光しているのかも。


で、さすがジャングルに埋もれたホテル。
部屋の前に頻繁に猿がやって来ます。







夜はバルコニーにコウモリが飛んでくる。
あとは部屋の外にも中にもヤモリ。



そして、人生初のジャグジーを経験しました。
なるほど、確かにすごい!
泡で体が浮くし、刺激が気持ちよすぎる。



部屋から望むシギリヤロック。たまに目の前を歩く猿。
なんか贅沢なジャグジー。極楽すぎる!





で、シギリヤロックは世界遺産ですが、
近くに別の世界遺産もありました。
洞窟に建てられた、ダンブッラの黄金寺院。




今回の旅はホテル検索サイトがかなり活躍。
夜寝る前に、翌日のホテルを探して予約。
前日だから大きく値下げしていたりします。
さらに前日だから予定が縛られる心配もない。

いつも"Booking.com"を使っているのですが、
最近は1泊1000円代の安宿まで載っています。
部屋でWifiが使えるホテルが増えたし、便利な世の中。

行き当たりばったりで見つけた安宿にも泊まりますが、
旅に出るたびにBooking.comの率が上がっています。


それにしても、年を重ねるごとにどんどんひ弱になっていく。。。
今回も、ボロ安宿や長時間のローカルバス移動が少し辛く感じてしまう。

旅なんて歳をとってからでもいけますが、
若いうちにしか経験できない旅は確実にあるなと感じます。



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