チベット鉄道で到着した地、ラサ。
今回の3ヶ月の旅で1番感動した場所が、ラサにあるジョカン寺というところでした。
ジョカン寺(中国名で大昭寺)は、チベット仏教で最も聖なる寺院。
聖地ラサの中でも1番聖なる場所がジョカン寺です。
何百キロもかけて五体投地で巡礼してくる人々も、みんなここを目指しています。
正直、ジョカン寺の内部は他のチベット寺院とあまり違いは感じられませんでした。
すばらしい仏像がたくさんあり、装飾もものすごい厳かですが。
でも、他と違うのはジョカン寺の周りにはコルラするにぎやかな道があります。
コルラとは聖地の周りを時計回りで巡礼しながら歩く事です。
ストゥーパ(仏塔)の周りをコルラしたり、寺院の周りをコルラしたり、
時には聖なる山を何十キロもコルラしたり。
ちょうど旅した時期が良く、冬が始まる前で農業や放牧業が終わり、
地方からの巡礼者がたくさん来ている時でした。
ジョカン寺の周りの、1キロほどのバルコルというコルラの道には、
朝から晩までたくさんの巡礼者が居ました。
歩いてコルラする人はもちろんのこと、五体投地をしながらコルラする人、
マニ車という円柱形の筒(中にはお経が書かれた紙が入っていて、
1回まわすと1回お経を読んだことになる)をくるくるまわしながらコルラする人、
お経を唱えながらコルラする人、
一般の巡礼者はもちろん、たくさんの僧も。
そして、バルコルの所々にはでかい岩があり、そこでは緑の草をたき白い煙をだしています。
たぶん、お香の巨大版だと思います。
静かで澄みきった空気と、お香の独特の匂いと、真剣にただただ祈る人々。
すべてが一気に押し寄せてきて、感動で胸がつまってしまいました。
こんな経験初めてでした。
結局、ジョカン寺を毎日コルラしました。
でも最初の2日は、ちょっとした瞬間にすぐに感動してしまいました。
ほんとにすばらしい場所でした。
ジョカン寺の正面。たくさんの人が五体投地で祈っています。
ジョカン寺正面の広場。
ジョカン寺入口。朝は中に巡礼する人々で長蛇の列ができる。
バルコル。たくさんの人々がコルラをする。
ラサのポタラ宮。
ポタラ宮の正面には、中国の国旗と、おそらく”祖国万歳”と書かれた言葉がある。
*詳しくはホームページへ*
旅と音楽とちょっとのお金
http://metde.gozaru.jp/
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