2011年10月22日

旅の思い出7

いよいよ秘境の湖ソンコル湖に到着。


ユルタというホームステイ先の宿。
今夜お世話になるお兄さんが馬に乗って登場。



ここのユルタはおそらく観光用。
寝る用のユルタを、ちゃんとひとつ専用に貸してくれます。
ご飯を食べる時は、お兄さんのユルタでみんな一緒に。



トイレはユルタからちょっと離れた場所。
この距離近く感じますが、夜の暗闇を向かう時は、
ものすごい遠すぎる。。。



ソンコル湖は標高3000m。
観光の季節は6月から8月です。

それ以外の季節は極寒の世界で、放牧をしている地元の人達も
町の定住先に戻ってしまうそうです。

ツンドラ気候なので夏でも夜はかなり冷え込むそう。

そんな場所に9月の下旬に訪れてしまいました。
たぶん、訪れる事ができるぎりぎりの季節だったのだと思います。


当然、太陽があってもかなり寒い。

今回の旅は砂漠地帯メインだけど、念のため手袋持ってきて良かった!
持ってきた衣類を総動員して完全防寒。


ただ、なんだかんだ言っても、寒さなんて忘れるくらいの絶景。
心はなんだか暖かい!























外も暗くなって寒いので、お兄さんのユルタで暖まる。
お兄さんは横で夜ご飯の準備中。

とても素朴な料理。
素朴だけど味はとてもおいしくて、体の芯から温まる!



最初は、ソーラー充電の裸電球がついていたけど、
すぐに切れて、ローソクの灯りに。

ローソクの灯りって心から癒されます。
心の壁が解けて、なんだか素直な気持ち。

お兄さん達と、つたない英語だけど楽しい会話。
とても充実した暖かい時間が過ぎていく。

今の社会が便利さを選択したことによって 失ってしまったものが、ここには残っている感じでした。



で、ご飯の間にウチのユルタは、暖炉をつけて暖めてくれていました。

ユルタに戻ってみると、び、びっくり!
ユルタの中は煙が充満して、炭が燃えてる匂い。。。

煙が煙突に抜けないで、部屋の中にもれていました。

完全に一酸化炭素中毒!


この暖炉。


お兄さん修復作業。

煙はでなくなりましたが、匂いは消えない。
一酸化炭素中毒で、はたして翌朝目を覚ます事ができるのか。。。



まぁ、目を覚ます事はできましたが、
炭の焼けた匂いはすごいし、標高が高いから空気も薄いし、
さらに3重になった布団でも寒いし、
結構、過酷な夜でした。

念のため、寝袋をひとつ持ってきていたのですが、
沖縄出身の寒さに弱い奥さんは、かなり助かったみたい。



で、夜中、奥さんがトイレに行きたいと起こされました。
たしかに、あそこのトイレに1人で行くのは怖すぎる。

持参のヘッドライトを持って一緒にトイレへ。
かなりの強風で、普通でも凍える寒さなのに体感温度はもっと低い。
さらに、ヘッドライトの小さな灯り以外は一切何も見えない暗闇。
何も無いのはわかっていても、怖すぎる。

外の暗闇で1人待つのは耐えられないので、
扉を少しあけてトイレに入ってもらいました。。。



そんな感じのソンコル湖の夜でしたが、
もうひとつ、楽しみにしていた星の観察。
しっかり、一眼レフで星を撮るための準備までしていました。


ただ、あまりの寒さと、暴風。

一応、寒さにガタガタ震えながら、ミニ三脚立てて、
リモートコントロールを使って長時間露光撮影してみたのですが、
カメラが風に揺れて、うまく撮れない。

いろいろ、うまく撮れるように挑戦してみたかったですが、
そんな気分にさせないほどの寒さ。

早々とあきらめました。。。

でも、さすがソンコル湖。
灯りが一切ない場所なので、
星雲まではっきり見えました!

写真に残せなかったのは残念。



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