2013年10月23日

旅の思い出3

飛行機で1時間弱、イラン最大の見所エスファハーンという街にやってきました。


海外を旅すると、学生時代に世界史を習っておけばとよく思うのですが、
中世の長い間、イスラム文明が世界の中心だった時期があるみたいです。今では考えられないけど。


その時代のヨーロッパは衰退し、イスラム文明は圧倒的な技術や文化を持っていました。で、ルネサンスの始まりとか近代ヨーロッパの発展にもかなり大きな影響を与えたみたい。

イスラム圏を旅して気づくようになりましたが、ヨーロッパの建築とか家具、雑貨もイスラムの影響を結構受けているなと思う時があります。



そんな時代にシルクロードの拠点として栄え、
"エスファハーンには世界の半分がある"とも言われた街。




世界遺産のエマーム広場。
均等な建物に囲まれた巨大な広場。





コンクリートを使わない時代なのに巨大で複雑。



モスクの天井は吸い込まれそうなほどサイケデリックな模様。



光が反射する模様も計算されているのかも。



その光が、美しい壁を優しく照らす。



人が作り出す美しさと自然が作り出す美しさ。



去年、世界遺産に登録されたモスク。



壁の1ヵ所をアップしてみると。

ちょうど身長くらいの正方形ですが、小さな単色のタイルを無数に並べ繊細な模様が作られる。
こんな飾りが、模様を変えつつ建物全体を覆っています。



街の中にあるきれいな橋。
地元の人の憩いの場で、シートを敷いてお茶を飲んで団らんしていたり。
こういう場所を歩くと、お茶の誘いやら好奇心やらひっきりなしに声をかけられる。。。



どこの街でも市場はおもしろい。
特にエスファハーンは手作りの工芸品がたくさんあって惹かれるものばかり。



お土産を買う時、たいていの国で店員さんは値段を高めに言ってきます。
イランの場合は、初めに言ってくる値段がそもそも安い。
そんなに安いの?と驚いてしまいます!

つまりぼったくりの値段ではなく、いつも適正な値段を言ってくれるので安心。値札がついている店も多い。
そのおかげで、値引きをしてもそんなに引いてくれないけど。




チャイハネと呼ばれる喫茶店。
どこのチャイハネも内装がこっている。


中東では、のんびり雑談をしながら水タバコを吸ってチャイを飲むという風景をよく見かけます。


水タバコは、ニコチンが水に吸収されるので、一応、紙タバコよりは無害とされています。で、今まで体験していなかったのですが、今回初挑戦してきました

肺まで煙を入れる必要は無くて、でも煙にバラとかの香りがついてるので、思った以上にくせになる感じ。
時間も1回で1時間くらいはもつので、みんなでまわしながら吸います


見た目は怪しい感じだけど、日本でもやりたいなと思い帰国後調べてみました。

意外と欧米の若者の間でブームになっているそうで、そのおかげで日本でも新たに注目を集めつつあるそう。
で、フレーバーとかもネットでいつでも簡単に買えそう。

買うかかなり悩みましたが、
炭を燃やさないといけないし、一酸化炭素が体内に入るので紙タバコとは別の害が少しあるみたいです。
一式揃えるとはまりそうなので、たまに日本にある中東のレストランに吸いにいこ!



*詳しくはホームページへ*
旅と音楽とちょっとのお金
http://metde.gozaru.jp/

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