2025年10月25日

6日目 カズベキ、ムツヘタ (ジョージア)

 
山奥にあるカズベキまでやって来た翌朝。
山の上にたたずむ"天国に一番近い教会"まで登ってみます!


登山で心配な天気。カズベキは一年中天気が不安定なようで、予報が晴れでも雨が降ったり、逆に雨予報でも晴れたり、1日の中でも変わったりするそうです。


そんな今日の天気予報は雨、、、だったのですが、早朝に外を見ると雨は降っていない!
















そして青空が見えてくる!

















そういうわけで、急いで準備をして朝7時半から出発することにしました。目の前の山の頂上を目指して1時間半の登山です。















宿の外に出ると9月初旬のくせして、かなり寒い、、、このためにわざわざ持ってきた服で厚着します。



で、宿を出てすぐ、町の中心を歩いている時でした、、、
2匹の野良犬がぴったりと付いてきて離れなくなる!ど、どういうこと!?


そもそもジョージアは野良犬がとても多い国で、狂犬病の注射を打った犬には耳にしるしが付いています。ただ、耳にしるしがあっても100%安全とは限らないそう、、、もしかまれて狂犬病が発症したら100%の確率で死亡です!


そんな野良犬が2匹、付いてくる直前には他の犬たちを追ってバトルしていたし、早朝だから人は誰も歩いていないし、、、さりげなく歩くペースを落としてみても、先でちょこんと待っています!それも1匹の犬には耳のしるしが無い!

怖すぎて、ほんと早くどっか行ってくれ~。
















そんな感じのまま町を抜け、山を登りだします。登山道入り口。






山を登りだしてもまだついてくる2匹。完全にこっちのペースに合わせながら登っている、、、も、もしや案内してくれているの、、、?















そして、なぜか一緒に朝日を拝みます!
















こんな感じで1時間ちょっと、2匹と一緒の時間を過ごしました。
ずっと気の無いそぶりで完全に無視していましたが、やっとどこかに行ってくれる!!いや~良かった、けど、、、

なんだったの!?

















ひと安心したところで、目の前にカズベキ山が現れます。
















そして、いよいよ教会が見えてくる!















確かに、天国、、、!!





結局、ゆっくり登ったので教会まで2時間かかりました。登山道は分かれ道もありましたが、どの道でもたどり着けそう。見晴らしがいいので雲がなければ迷わないと思います。

そして実は、教会まで舗装された道路も走っていて、町からタクシーを使えば10分で着ける、、、

















まぁ、歩いた方が天国感は増すと思います!





標高2170mに建つ"天国に一番近い教会"。内部はずっしりとした重さを感じますが、外に出ると一瞬で心は開放される!雄大な大自然がつまり天国!





そして観光客がたくさんいる教会の敷地を歩いていたら、、、な、なんで!!?さっきまで一緒に登っていた野良犬2匹が悠々と寝ている!!





ま、まさかの再会!!
もしかして、毎日ここまで登って来ているの?!、、、ということは、本当はものすごい人懐っこい犬たちで、やっぱり道案内をしてくれていたのかもしれないです!


なんか無視していたのが急に申し訳なくなってくる。で、ごめんね、って話しかけてみましたが一切無視されました、、、

そりゃそうだ、、、


雄大な大自然を見上げながら、無視した罪を晴らします、、、




そんな感じで、のんびりと教会の周りを散策。
左奥に見えている山はたぶん10キロ先にあるロシア側。





しばらく散策をした後、また歩いて下山。
















この辺の家は、薄い石を重ねて造った家が多いです。ヒマラヤ山脈の国々でもよく見る造り。
















そして宿に戻ったのが12時ちょっと前。チェックアウトが12時までだったのでぎりぎり危なかった!こんなに時間がかかるとは思ってもいませんでした。

で、宿に着く直前から雨がポツポツと降り出し、その後しっかりと雨になる。早朝に出発しておいてよかった!


これでカズベキ観光は終わり。首都のトビリシに戻ります。

トビリシヘの帰り道、世界遺産があるムツヘタという町に寄りたかったので、ここもタクシー移動にしてみました、、、


ヒツジの大軍を横目で見ながら、2時間半ほどでムツヘタへ。

















まずはムツヘタの対岸にある、丘の上に建つ世界遺産の教会。



教会からは小さなムツヘタの町を一望できます。















2千年前は首都がおかれていたそうで、小さな町ですが素敵な町並み。
















で、この町は相撲の栃ノ心の出身地。だからなのか、栃ノ心にそっくりな人がたくさんいる!みんな親戚かもしれないです!?




ジョージア最古と言われる教会。ジョージアは世界で2番目にキリスト教を国教にした国らしいです。
















さっき行った丘の上の教会が、聖なる雰囲気を出しています。タクシードライバーも教会を見ながら十字を切っている。
















ジョージアでよく見かけた、店頭に棒状の物体をたくさん吊るしたお店。これが伝統のお菓子で、見た目と違っておいしい!味は果物で、食感がグミよりねっちょりしていてクセになる感じ。




ジョージアは本当に料理のレベルが高いです。それも他にはない個性を持っている!大好物になったハチャプリ。チーズがたっぷり入って卵の乗った熱々のパン料理です。



プハリというカラフルな前菜もどこでも食べられる。















牛丼の松屋で有名になったシュクメルリ。鶏肉がニンニクたっぷりのシチューに浸っています!

















こんな感じでムツヘタを観光した後は、大渋滞の道を通って首都のトビリシに戻りました。

ジョージアはこれで終わり。
次は最後の国アルメニアへ。



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