最後の国、アルメニアに向かいます。
最初の計画では訪れるつもりは無かったのですが、調べると実は見どころが多い国だとわかります。そして陸路で国境を越えると世界遺産にも立ち寄れる!というわけで、日程キツキツになっても陸路で訪れてみることにしました!
アルメニアの首都エレバンとジョージアの首都トビリシは、国際バスが所要6時間ほどで走っています。今回は観光しながら移動するので、おなじみのタクシー移動!ネットで検索すると、観光付きの白タクが2万円代から出てきますが、信用できそうな会社で事前に予約しておきました。
朝8時にトビリシを出発。
街を出るとすぐに広大な景色が広がります。
そして1時間ほどで国境に到着。
ジョージア側の出国手続きをして、車で国境越え。
こっちがジョージア、あっちがアルメニア。さようなら。
千年前に造られた修道院ですが、当時のままの感じ。ちょっとダンジョン感がありすぎて怖いです、、、
そういえば、ドラクエ2のダンジョンって落とし穴が多かったよな、、、
次に向かうのは、台地を降りてまた登って、隣の台地にある世界遺産のサナイン修道院。
誰も居ない石造りの教会で、ひとり祭壇に立つ司祭。神に向けた祈りの歌声が全身に響いてきます。
世界で初めてキリスト教を国教にした国。重さを感じるのは歴史のせい?
また渓谷沿いの絶景の道を進みます。
で、少し心配だったアルメニアの入国。
現在、アルメニアとアゼルバイジャンは領土問題で紛争中です。アゼルバイジャンの入国スタンプがあるとアルメニアの入国審査が厳しくなると噂がありました。ですが、ちょうど旅の1か月前の8月、トランプ大統領の仲介で両国が和平合意を結ぶ!
いいタイミング!と思ったのですが、やっぱり現場はまだ早すぎたみたいです、、、入国審査官は不機嫌な感じで尋問してくる!なんでアゼルバイジャンに行ったのか、どの町に行ったのか、知り合いはいるのか、、、
まぁ、友好的な表情をして無事に入国はできました!
建物内に両替所とATMがあります。そしてアルメニアの渓谷を走り、最初にやって来たのは世界遺産のハフパット修道院。
外に出ると、渓谷の中腹に建っているので眺めがいいです!
そして、この辺のエリアは地形もおもしろい!
深い渓谷なのに山の中腹がまっ平らな台地になっています。
そのおかげで、町の広がりは、川沿いの狭い土地より上の台地側に広がっています。ただ台地は島のように独立して点在するので、移動する時はいちいち下まで降りてこないといけない、、、
こっちも千年前に造られる。
世界で初めてキリスト教を国教にした国。重さを感じるのは歴史のせい?
こんな感じで世界遺産2つを巡りました。今まで見てきた教会の中でもトップクラスで派手さがなかったです。なのに今まで見てきた教会で一番迫力を感じました。
湖畔に修道院がたたずんでいます。
アルメニアは海に接していない内陸国ですが、湖は琵琶湖の2倍の大きさ。
魚がめちゃくちゃおいしい!
現存する世界最古の都市の1つらしいです。
早速、おしゃれな街を観光、
と思ったら、、、
こんなところで典型的な詐欺にひっかかってしまうっ!!金額にしたら4千円ほどなのですが、初経験?で悲しすぎる、、、
タクシーの支払いの時、たぶん500円もしない金額ですが、ドライバーにごちゃごちゃ言われたので大きいお札1枚(4千円ほど)を出しました。そうしたら渡したにもかかわらず、お札は受け取っていないと言い始める。"ほら持っていないでしょ"とわざとらしくジェスチャーするし、、、怒って言い合いをしましたが取り戻せませんでした、、、
そもそもアゼルバイジャンやジョージアでは"Bolt"というタクシーアプリが使えて便利だったのに、アルメニアでは使えず、、、で、仕方なく観光地の前で客待ちしているタクシーに乗ったのですが、乗った時からいろいろ怪しい、、、
乗る時に"いくら?"と聞いたら"メーター"と答えたのに、車にメーターついてなかったし、バックミラーでやたらチラチラこちらの様子をうかがっていたし、、、アルメニアはコーカサス3カ国の中で、1番素朴で治安も良いと聞いていたのですが、共和国広場の客待ちタクシーだけは気をつけて!
そんな感じで、気を取り直して観光します。
旧約聖書でノアの箱舟が流れ着いたとされる山。
そして、おしゃれな雰囲気の中心街をプラプラ。
こんな感じで、翌日はとうとう旅の最終日!