2016年6月13日

旅の思い出3

3日間のブータン旅行。2日目。

今回、途中に魔除けの"ポー"の写真を載せました。
ブータンでは普通なのですが、周りに人がいる時は気をつけて見て下さいね!


首都のティンプーから車で3時間。
旧首都のプナカという町へ。

途中、3150mの峠越え。
雪をかぶったヒマラヤ山脈が一直線で壁になっています。



プナカのメインの観光地。役所と寺が一体になったゾンという場所。
ちょうどジャカランダの花がきれいに咲いていました。桜が紫になった感じ。










田植えの時期が日本と同じ。
気候や植生など日本とかなり似ているそうです。
だからか、時々、見たことあるような懐かしさを感じたり。







衝撃的な魔除けの"ポー"。
でも、あちこちの民家に描かれてるので、だんだん普通になってきます。





目がついたポーがいたり。お土産のポーが大量に置かれていたり。


置き物のポーがいたり。


ちょっとやりすぎのポーがいたり。



ついでに、
ブータンの寺院は撮影禁止なので、ラダックの寺院の写真ですが、寺院内には男女交合の壁画や像もたくさんあります。性のエネルギーを使って悟りに近づくという密教の教えの1つだと思います。


インドで仏教は生まれましたが、ヒンドゥー教が盛んになり衰退してしまいました。で、信者を取り戻すためにヒンドゥー教の要素を入れた秘密仏教が生まれたのだと思います。たしか。
でも、それでもインドには広まらず、密教は大乗仏教の国々、チベットや中国、日本に広まりました。





ブータン3日目。
最大の見どころ、1番見たかったタクツァン僧院へ。
ここは崖の途中にあるので、山登りです。

登山口からのタクツァン僧院。右の山。



標高が3100mあるので、慎重に登らないと高山病が危なそう。
でも標高差は600mくらいなので、大変な山登りではないです。
約2時間ほどで迫力の姿が目の前に現れる。




完全に世界遺産級の場所ですが、ブータンには世界遺産が1つもありません。登録する事で観光客が押し寄せたり、小さな修復でもユネスコに報告が必要よりは、登録しない道を選ぶそうです。

これであっという間のブータン旅行は終わり。



今の資本主義の社会は、豊かさの総量がどんどん増えていた良い時代は終わり、成熟した難しい時代に入りました。総量がほぼ変わらなくなったので、もし給料が増えたら、必ずどこかで減る人がいる。みんなが一緒に幸せになれない時代。

お金や物への欲望を増やし続けないとうまく回らない仕組み。それが永遠に続くとは思えませんが、だからと言って共産主義がうまくいくとも思えません。

で、その2つとは違う仕組みで国を運営しようとしているブータン。
足りている事を知りキリがない欲望を減らしつつ、国民が暮らせる経済発展を両立させる。そして、質素な生活でも国民すべてが精神的な幸せを感じられる社会。


まだ始まったばかりの仕組みですが、これからの動きに注目したいです。
見どころはあまり多くないですが、とても素敵な国でした。

次はメインのインドへ。



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